紛争の内容
土地をお持ちのA氏からのご相談でした。
ご相談内容は、当該土地上の建物(所有者B氏)の賃借人C氏が、A氏に無断で自動販売機を設置したため、A氏は自動販売機の撤去を求めたものの、C氏がこれに応じない、というものでした。
交渉・調停・訴訟などの経過
当初は、A氏がC氏と直接交渉されていたそうですが、C氏は撤去に応じませんでした。
その後、当事務所が受任後にC氏と交渉しましたが、やはり、C氏が撤去に応じないため、やむなく訴訟を提起しました。
本事例の結末
訴訟提起後、A氏側の代理人であった当事務所弁護士は、裁判所で、撤去を前提とした和解ならば応じるという話をしたものの、C氏はあくまで設置の継続を希望したため和解は不成立となり、 その後、撤去を命ずる判決が出ました。
当事務所としては強制執行まで考えておりましたが、判決が確定した後、C氏は自主的に自動販売機を撤去し、解決しました。
本事例に学ぶこと
交渉が不成立の場合は、迅速な訴訟を提起せざるを得ないと考えております。